環境に優しい生分解促進添加剤「プラバイオ」を使用した製品

生分解促進添加剤「プラバイオ」について

プラバイオとは

プラバイオは、1-3%の添加率で従来の非生分解性石油由来のプラスチックに生分解性を付与します（生分解プラスチックは、バクテリアなどの微生物が分解することができます）。その特性上、導入が容易で、かつ安価にプラスチックに生分解性を付与することが可能です。また微生物による生分解により、バイオマス、二酸化炭素、メタン、水等に分解し、マイクロプラスチックは発生しません。

プラバイオの特徴

土中や海中でも生分解を促進

プラバイオを添加したプラスチックは微生物が活性な環境、例えば埋立地やコンポストにおいて特に効果がありますが、土壌中や海洋環境下においても生分解性を促進させます。万が一海洋に流出しても、従来製品に比べてより早い生分解が期待できます。

物性に影響を及ぼさない

通常の添加率では物性に大きな変化は起こしません。梱包資材に求められる機能、例えば最終製品の保護など、はそのままにご使用いただけます。

保管が容易

プラバイオを添加したプラスチックは微生物が活性な環境においてのみ効果があり、通常使用下では生分解をほとんど促進させません。その為、一般環境下での保管及び使用期間や耐久性などは通常の製品と比較しても変わりはありません。

海外市場向け最終製品への
使用も可能

海外では埋立て地への処理や、コンポスト機による処理など、廃棄処理方法が日本のそれと異なりますが、プラバイオはアメリカをはじめ、ヨーロッパ、アフリカ、アジア諸国で既に広く使用されています。また埋立て地から発生するガスを発電に用いる場合、大気中へのガス排出が大きく減少することから、プラバイオ製品と埋立て地ガス発電の組み合わせにより二酸化炭素排出量を減らす効果も見込めます。

プラバイオの生分解原理

プラバイオをプラスチックに添加することで、自然界に存在する微生物を誘引する効果があり、プラスチックを加水分解、低分子化し、低分子化されたプラスチックの微生物による生分解を促進させます。

• STEP 01

  プラバイオによって、添加したプラスチックに微生物が誘引されます。

• STEP 02

  誘引された微生物がコロニーを生成します。

• STEP 03

  微生物から排出された酵素がプラスチックに付着し、高分子鎖を分解します。

プラバイオの有効性

生分解性能を試験する各種規格、ASTM D 5511（バイオリアクタ環境） 、ASTM D 5526（埋立て環境）、 ASTM D 5338（コンポスト環境）、ASTM D 5988（土壌環境）、ASTM D 6691（海洋環境）、ASTM D 7475（埋立環境）に基づいて生分解性の有効性を確認しています。

生分解試験データ

別途お問い合わせください。

製造の特徴

アジアを中心とした製造会社ネットワークを駆使し、 希望のサイズ・仕様に合わせて安価で提供

品質の特徴

徹底した監査・検査による高品質を維持

安心・安全に商品をお届けするため、当社は品質管理を徹底しております。

• 協力工場の監査、出荷前検査の実施

  当社独自の品質検査をクリアした協力工場により製造しています。また工場からの出荷前検査、受け取り時の抜き取り検査を行い、良品のみ出荷しております。

• 商品の納品

  商品が無事お客さまの元に届くように、納品完了までサポート致します。また必要に応じて当社での在庫対応を行っておりますので、安定した供給が可能です。